いわき街なかコンサート2022開催時の決意
3年ぶりの開催を決意した際の表明文です。
新型コロナウィルス感染が出始めてから様々なイベントの中止が相次ぎ街コンも同様に2年間開催できませんでした。
3年目を迎える今回は開催しないと音楽文化が途絶えるのではないかとの思いがあり、強い危機感を持って開催に向けて感染状況の動向に注目しておりましたが、変異株の感染急増で第6波が収まらない状態が続いており、完全終息にはしばらく時間が係ると思われます。
この状況で開催をどうしようか結論を出せない日々が続いておりました。
しかし、ワクチンが普及し治療薬も出回りつつあり、私たちにはこれまでの経験の積み重ねがあります。コロナも3年目となり、そろそろ付き合い方を考え直し個人の自由な選択を基本とするように考え方を変える頃合いではと思われます。
おそらく完全終息までは現在の状態が継続して繰り返される中で、コロナ禍で何もしない状態は非生産的で経済が持ちません。社会も経済を廻していこうという動きになって来ております。
また、世界に目を向けるとロシアのウクライナ侵攻で戦争状態にある国ではコロナ以上に不安な日々を送っており、今後の動向について世界中の人々が注目してウクライナに支援の手を差し伸べています。このように世界情勢が大変な時だからこそ音楽で世界平和に貢献したとの思いもあり、事業を再開したいと思いました。
開催することで参加者や来場者に感染させたり流行の拡大に加担したりする可能性は懸念されますが、個々人が自分のリスク認識に従った選択をする自由がある事を重視し、困難ではあるが発表の場を提供することが使命であり、文化の灯を取り戻すための決意をしました。
当然ながらガイドラインに沿った感染対策を取ることになり、スタッフや参加者には様々な規制がある中で大変なことではありますが、障害を乗り越えて達成する喜びの方が大きいと東日本大震災後の開催で教わりました。
実行委員メンバー、そして参加者皆様の力を結集して乗り越えていこうではありませんか。
決意にあたっては、重症化や死亡率の減少傾向も決意した要因の一つですが、今回も実行委員会メンバーの皆様に協力を頂きアンケートを取らせていただきましたが「開催」が圧倒的に多く、皆様の意志を最重要視して今年の「いわき街なかコンサート2022」は開催することを決定致しました。
ただ、コロナの状況が今後どうなるのかは予想しがたいのですが、死亡率の高い変異株の流行や「緊急事態宣言」や当地域での「まん防」などが発令された場合には中止もあり得ます。